札幌 心療内科 精神科 メンタルクリニック札幌大通
休職するときの流れ
――安心して治療に専念するために知っておきたいポイント
うつ病、適応障害、不安障害などの精神的な不調は、集中力の低下、疲労感、対人ストレスの増加などを通して、仕事の継続を難しくすることがあります。
無理を続けて悪化を招く前に、必要に応じて「休職」という選択肢をとることは、治療において重要なステップです。
ここでは、メンタル不調で休職する際の一般的な流れをまとめます。
@ 自覚症状の整理・医療機関への相談
まずは、自分の状態を理解し、医師に相談することから始まります。
?眠れない、集中できない
?涙もろい、気力が出ない
?過度な不安、動悸、パニック
?仕事に行こうとすると強い苦痛がある
これらは休職を検討すべきサインです。
医師は症状の評価を行い、必要に応じて「就労困難」と判断し、休職をすすめることがあります。
A 職場へ相談
通常は以下の順で相談します。
1.上司
2.人事・総務部門(担当者)
3.産業医がいる場合は、産業医面談
職場には守秘義務があるため、精神疾患であることを過度に心配する必要はありません。
医師の判断を伝え、「まずは治療に専念したい」旨を話すと良いでしょう。
B 医師の診断書発行
休職には、医師の診断書が必要です。
診断書には一般的に、
?病名(うつ病・適応障害など)
?現在の症状
?必要な休養期間
などが記載されます。
C 休職手続き(会社側との調整)
診断書を提出すると、会社が休職の手続きを進めます。
多くの場合、
?休職期間の決定
?給与の扱い(無給・一部給付など)
?傷病手当金の案内
?必要書類の説明
が行われます。
職場規定によって異なるため、人事担当者と確認しながら進めます。
D 傷病手当金の申請(会社員の場合)
休職中でも生活を支えるために、健康保険から傷病手当金が支給される場合があります。
申請には、
?本人
?会社
?医師
それぞれの記入が必要です。
精神疾患での休職では、申請する方が多いため、制度を正しく理解しておくと安心です。
E 休職期間中の治療と過ごし方
休職の目的は「働けない状態の改善」であり、単なる長期の休暇とは異なります。
休職中は、
?外来治療(通院)
?服薬
?生活リズムの見直し
?心理療法
など、医療的支援を受けて回復を目指します。
また、必要に応じてリワーク(復職支援プログラム)を利用することもあります。
F 復職に向けた準備(主治医・職場・本人の連携)
復職の判断は、
?本人の状態
?医師の診断
?会社や産業医の判断
が組み合わさって決定されます。
復職前には、
?生活リズムが整っているか
?集中力が戻っているか
?ストレス耐性が一定回復しているか
などがチェックされます。
必要に応じて、
?時短勤務
?業務内容の調整
?徐々に負荷を増やす
などを取り入れて復職します。
G 復職後のフォロー
復職後は、急な負荷増加を避けるため、徐々に業務量を戻すことが一般的です。
また、
?定期的な通院
?メンタル面のチェック
?産業医面談
などを活用しながら、再発予防を図ります。
メンタル不調による休職は、
「回復のための必要な治療プロセス」であり、決して特殊なことではありません。
休職の流れは以下の通りです:
1.医療機関で相談
2.職場へ報告
3.診断書の取得
4.休職手続き
5.傷病手当金の申請
6.治療に専念
7.復職準備
8.フォローアップ
適切に休むことで、仕事への復帰がより現実的で安全なものになります。
精神的なつらさが続く場合は、早めの受診と相談が大切です。