札幌 心療内科 精神科 メンタルクリニック札幌大通
精神的な不調による休職・休学を考える
――「休むこと」は甘えじゃない
最近、「なんだか心がしんどい」「会社や学校に行くのが怖い」と感じる人が増えています。
でもいざ“休む”という選択をするとなると、「甘えてるんじゃないか」「みんな頑張ってるのに」と自分を責めてしまう人が少なくありません。
けれど、心の不調による休職や休学は、立ち止まって回復するための大切な治療の一部なんです。
「心の不調」とはどういう状態?
心の不調は、風邪のように目に見える症状ではありません。
けれど、確かに“体と同じように疲れている状態”です。
たとえば、
?朝起きられない・涙が出る
?食欲が落ちる/逆に食べすぎる
?集中力が続かない
?何をしても楽しく感じられない
?ミスが増えた、仕事・勉強が手につかない
これらは「気の持ちよう」ではなく、脳の働きや自律神経が乱れているサインです。
我慢して無理を重ねると、うつ病や適応障害などにつながることもあります。
休職・休学とは「治療のひとつ」
医師が心の状態を診断し、「今は休んだほうがよい」と判断した場合、**休職(社会人)や休学(学生)**の診断書が出されます。
これは“怠け”ではなく、休息と治療を取るための正式なステップです。
たとえば会社員であれば、診断書を提出して一定期間の休職が認められ、傷病手当金が支給される場合もあります。
学生なら、休学届を出すことで、在籍を保ったまま療養に専念できる制度が整っている学校も多くあります。
休むことに罪悪感を覚えるあなたへ
多くの人が「周りに迷惑をかける」と感じて、限界まで頑張ってしまいます。
でも、人間の心も筋肉と同じで、使いすぎれば痛み、休ませれば回復します。
「休むこと=逃げること」ではなく、
「休むこと=治すための勇気ある選択」です。
回復のためにできること
?医師の指導のもと、しっかり睡眠をとる
?焦らず「回復のリズム」を見つける
?日記やメモで、気分の波や変化を記録する
?少し元気が出たら、散歩など軽い活動を取り入れる
?家族や信頼できる人に気持ちを話す
「早く復帰しなきゃ」と焦ると、かえって再発のリスクが高まります。
“元気を取り戻す時間”も、ちゃんと仕事(勉強)のうち。
精神的な不調による休職や休学は、心の病気に対する“治療期間”です。
一度立ち止まることで、再び自分らしく生きる力を取り戻すことができます。
「休む勇気」を持つあなたを、責めずに認めてあげてください。それが、回復への第一歩です。