札幌 心療内科 精神科 日曜 夜間 大通 メンタルクリニック

札幌 心療内科 精神科 メンタルクリニック札幌大通

パニック発作と共に生きる

 

―「怖い」を抱えながらも、前に進むということ―

 

ある日、突然胸がドキドキして息が苦しくなり、
「このまま死んでしまうかもしれない」と思った。
でも病院で検査をしても、体に異常はない――。

 

そんな経験をきっかけに、「また起こるかも」という不安が頭から離れなくなる。
これがパニック発作、そしてそれを繰り返すパニック障害です。

 

最初に襲ってくるのは、“説明のつかない恐怖”

 

パニック発作は、心臓の動悸、息苦しさ、手の震え、めまいなどが一気に押し寄せます。
「助けて」と思っても、まわりの人には伝わりにくい。
救急車で運ばれても「異常なし」と言われ、
「じゃあ自分は何なんだろう」と混乱と孤独の中に取り残されることもあります。

 

 

 

「また起こるかも」という恐怖

 

発作そのものよりもつらいのが、この予期不安です。
「電車に乗ったらまた発作が起こるかもしれない」
「外で倒れたらどうしよう」
そう考えるうちに、人混みや外出を避けるようになっていく――。

 

でも、それは“弱いから”じゃありません。
脳が「もう怖い思いをしたくない」と防衛反応をしているだけなんです。

 

 

 

回復は「少しずつ」

 

パニック障害の回復に“特効薬”はありません。
でも、治療を通して脳に安心を覚えさせていくことはできます。

 

治療には、
?発作の不安を和らげる薬(SSRIなど)
?考え方のクセを整える認知行動療法(CBT)
?呼吸法やリラクゼーション
などがあり、医師と相談しながら自分に合った方法を見つけていきます。

 

回復は“ゼロか百か”ではなく、
「昨日より10分外に出られた」
「電車に1駅だけ乗れた」
そんな小さな積み重ねの先にあります。

 

共に生きるということ

 

発作が完全になくならなくても、人生は続きます。
「怖さ」を抱えたままでも、自分のペースで暮らしていける。
それが“共に生きる”ということ。

 

焦らず、比べず、「今日はここまでできた」と自分を認めてあげてください。
あなたが感じている不安も、呼吸も、全部“生きている証”です。

 

 

最後に

 

パニック発作を経験した人は、
「自分の心を丁寧に見つめる力」を持っています。

 

苦しみの中で得た気づきは、必ずどこかであなたの強さに変わります。