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心療内科の疾病社交不安障害(SAD)

 

人前で話すなどの行動に強い不安を感じる疾患を社交不安障害(SAD)といいます。性格の問題と混同される場合もありますが、社交不安障害ではそれらの行動に強い苦痛を感じ、身体症状が現れることや、そのような場面を避けることにより日常生活に支障が出ることもあります。

 

この疾患は、不安とともに顔が赤くなることや手の震え、汗をたくさんかく、言葉が詰まるといった症状が起こります。そして、自分の振る舞いについて、他者から悪い評価を受けるかもしれないと恐怖を感じます。『不安』の症状は、いつ起こるのか。例えば、人前での発表を控えた人の場合は、発表当日よりずっと前から起こることもあります。そのことにより、できるだけそのような状況を避けようともします。この行動を回避といいますが、社交的状況を恐怖するために発表会や会議を欠席したり、他者と視線を合わせないようにすることや登校を拒否したりすることがあります。

 

この疾患の原因は、脳内の神経伝達物質のバランスが崩れてしまっていると考えられています。また、社交不安症になりやすい性格の傾向もあると言われており、真面目で責任感が強い方や、心配性で完璧主義な方に見られます。
心療内科での治療法は、薬を用いて不安を軽減していきます。SSRIという抗うつ薬や、抗不安薬に加え、精神療法を併用します。症状に対する不安が無くなるまで薬の服用を続ける事が大切です。症状は良くなったり悪くなったりを繰り返しながら快方に向かいますので、薬をしっかりと飲んで症状を抑え 服薬期間などは医師の指示をよく聞いて、焦らずに治療を続けていきましょう。