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心因性の咳――「風邪でもアレルギーでもない」咳の正体

 

「咳が止まらないけど、検査しても異常がない」
「夜になると咳き込むのに、病院では“異常なし”と言われた」

 

そんな経験はありませんか?
その咳、もしかしたら“心因性の咳”かもしれません。

 

心因性の咳とは?

 

心因性の咳とは、ストレスや心理的な要因によって引き起こされる咳のことです。
風邪や喘息、アレルギーなどのように、体の器質的な異常(炎症・感染など)が見られないのが特徴です。

 

特に、長期間にわたって咳が続いているにもかかわらず、
・胸部X線やCTで異常がない
・吸入薬や抗生物質が効かない
・咳が日中だけ出て、寝ている間は止まっている
といった場合には、心因性の可能性が考えられます。

 

どんなときに起こるの?

 

心因性の咳は、子どもにも大人にも起こりえます。
背景として多いのは、以下のような心理的ストレスです。
?学校や職場での緊張・不安
?人間関係のトラブル
?家族の変化(引っ越し・転職・離婚など)
?長期に続く疲労やプレッシャー

 

ストレスが強いと、自律神経のバランスが崩れ、喉や気道が過敏になり、反射的に咳が出やすくなります。

 

治療と対処法

 

心因性の咳は「気のせい」ではありません。
身体と心が密接につながっているため、原因が“心”にある身体症状として丁寧なケアが必要です。

 

治療では、以下のような方法がとられます。
1.原因疾患の除外
 まずは内科・呼吸器内科で検査し、身体的な病気を除外します。
2.生活リズムの調整
 睡眠・食事・休息を整えることで自律神経の乱れを和らげます。
3.薬物療法(必要に応じて)
 不安や緊張が強い場合には、軽い抗不安薬などが用いられることもあります。

 

 

セルフケアのポイント

 

?深呼吸やストレッチでリラックスを意識する
?咳が出ても「止めなきゃ」と焦らず、気をそらす工夫を
?喉を乾燥させない(加湿・水分補給)
?周囲の理解を得ることも大切

 

 

 

心因性の咳は、身体的な異常がないにもかかわらず強い不快感を伴うため、本人にとって非常につらいものです。
「気の持ちよう」と片付けず、心のSOSとして受け止め、適切なサポートを受けることが回復への第一歩です。